しょにょ1●「バーチャルトリップ」
おやじ32号、美少女ゲーに着手す。
しょにょ2●「矛盾」
おやじ32号、外国サイトから通販す。
夏の夜のちょっとモンモンする話"しょにょ1"
「バーチャルトリップ」
おやじ32号、美少女ゲーに着手す。(98/07/14-22:02)
時代は進み、もはや体感する快楽には満足できないヤカラが蔓延し、遠い未来の日本の行く末が疑心案偽される時代になりましたが、こんにち、私めは、ちょいとこの事に触れたいと思い、投稿する次第と相成りました。
夜のとばりが下りた繁華街には、ゲームセンターに入り浸り、熱中する少年達。秋葉原の電気街には、電脳美少女系ゲームと呼ぶべきソフト群にむらがる青少年達。
こんなことをしてて、日本の将来はいったいどうなるのか?
そんな不安を抱きつつ、おやじ32号は彼らをさめた目で見ていたが、彼らがやっているソフトをさわりもしないで、文句を言うのは筋違いだと認識した私めは、ちょっと安いソフトでも買って見ようと秋葉原をうろうろしてやんした。
秋葉原の駅を右に出ると大きな通りをはさんで、電気街っちゅう都市とも表現できる電気専門街が立ち並んでおりますが、その通りを右にずーーっと行ったならば左ッ側にちっちゃなビルがありますが、そのビルの前には中、高校生らしい若者達がたむろし、異様な熱気で包まれておりました。
「ほほう、、これが有名な同人誌専門ソフト屋かあ、、」
作業服を着たままおやじ32号は躊躇することなくそのビルに入ったね。
ワールドカップの応援ウエーブを彷彿させるような青少年の人波をかき分け二階に上がると、あったあった、同人誌の数々、そしてうず高く積まれたフロッピーディスクの山々、嬉々とした少年達に白い目で見られながらも私はウインドウズ95対応の1300円もする2枚組みのフロッピーディスクを右手に握り締めていた。
さて、こっそりと買い求めたソフトを起動しようと事務所に舞い戻り、PCにセットし本体にコピーを済ませ、いざっ!!
すると美少女のイラストが画面に映し出され、お股をパカパカ開き始めたではないか。
「ううむ、、いまいち感動せんな、、」
不満をこぼしながら、もう一枚の方のフロッピーを挿入し、これも見てみた。着ている洋服さえ違っていたが同じ顔の美少女イラストが、今度はお尻をこちらに突き出し、左右にぷりぷり、、、複雑な思考回路を備え持ったおやじ32号は、一回見てしまったイラストに瞬時にあきてしまい、その動いているイラストを自分なりに着色しようとスケベ心がうずきだし、そのプログラムをあれやこれやといじくりだしちゃった。
当時、最速をほこる233MHzを誇らしげにうたった事務所のスーパーコンピーターがなんと、何かのはずみでフリーズしてしまったではないか。
修復に多大な時間を浪費したおやじ32号は夜中の2時すぎ固まりかけた体を引きずり、疲労をオーラのように振りまきながら家路についたのだった。
さて、それから1週間もしないうちに、またまた秋葉原に野暮用が出来てしまい、用を済ませたおやじ32号は、よせばいいのに、今度はラオックスの地下にあるアダルトソフトコーナーに、鳴門の渦潮に巻き込まれた小船のように、一路地下に向け舞い込んでいったのだった。そこにもうず高く積まれたソフト達は、私の好奇心を羽ぼうきでくすぐるようにかきたてた。
中でもひときわ目を引いたのは「バーチャルバレリー」なる洋物ソフトだった。
嬉々とした私は前回の失敗を考慮したが、今度はCDROMだったので、絶大な安心感と共に家路を急いだ。
俗に言う「クソゲー」だった。
マウスでクリックすると何やら色々スケベポーズをしてくれる、バービー風の主人公は、簡単な疑問を色々投げかけてきたが、頭っからめり込むようにはまりまくっていたおやじ32号は、難なく疑問を解き放ち、わずか30分足らずで、終わってしまった。
不満混沌のおやじ32号は、そのパッケージを取り出し、ゲームの説明書を初めから読み直してみた。すると、なっなんとスクリーンセーバーがおまけに添付されてると言うではないか。「さすが洋物」自分を励ますように言い聞かせながら即インストッ!!
やはりこれも満足のえられる領域ではなかった。
主人公のバービーちゃんがタイル風の壁紙で隠され、ハラハラと壁紙が崩れ落ちる設定だった、、、、、、、
「おお、、悲しいかな、6800円もしたのに、なんてこった!!…でもまあ、こんなもんか」と、肩をおとしつつ仕事であるCADでもやろうかとしたが、どうしても納得が行かない、しばし考えた挙げ句、時計を見たらまだ8時すぎ。「今ならまにあうか」と、気を取りなおして、中古ソフト屋にGO!!
ウインドウズ95用の「野々村病院の何とか」を手に入れわくわくと事務所に戻った私は、さっそくソフトを立ち上げたファンの方には大変申し訳ないのだが絶句した。
「何だこれは、、まるで紙芝居じゃないか」
制止画面が延々と繰り広げられ、文字によるやり取りだった。しかし、途中で物事を放り出すのが死ぬほど嫌いな私めは、苦しみぬきながら反応しないHな絵を眺めつつ12時過ぎまでかかりながら、やっと終了にこぎつけた。
今にしてみれば買ってしまったHソフトは言うに及ばず、フォトCDも含めて事務所の机の奥深くにひとめにもふれず、静かに息づいている。
嗚呼!!悲しいかな男のサガよ、追い求めるものが現実でなくても、快感を伴うなら、手段を選ばない過去を振り返り、今後の電脳バーチャルトリップの世界に期待を寄せるおやじ32号でした。
夏の夜のちょっとモンモンする話"しょにょ2"
「矛盾」
おやじ32号、外国サイトから通販す。(98/07/17-01:53)
人それぞれ何かの目的の為、必要な物を駆使して、少ない家計の資金をやりくりして、趣味の領域を満足させるべき努力を惜しまないものだ。
私もその中の一人だが、今回ばかりは、ちょっと損した気がする。
私はれっきとした男性である。
年齢こそ40歳に手が届きそうないわゆるおやじだが、少ない小遣いを駆使し、健康管理を気遣い、20代の女の子に混じりながら、スポーツクラブでエアロビクスもこなすスーパーおやじ、でもある。
ゆえに、なぜか、ここだけの話であるが、実は人よりちょっとパワーがありすぎるのだ。
早い話が、じっとしているとろくな事を考えないからだ。
人は私を「サメ男」と呼ぶ。じっとしてると息苦しくなるのだ。それにもう一つ大きな問題を抱えている。実は、スケベなのだ。
自分で言うのもなんだが、意外とこれが金がかかるのだ。
だいたい、パソコンを会社の仕事用に導入したのも、実は、スケベインターネットの電脳でじたる無修正信号を傍受したいが為、のみであった。会社で活用している積算、財務管理はたまた、図面CAD、これらは、ついでにやっているのが現状である。ただ、中途半端が嫌いだから徹底的に仕事で利益を還元しているだけだ。
時には普通半日かかる仕事をスーパーパワーを発揮し、30分でやり遂げ、残った時間をすべてその方面に活用しているしだいである。
おかげでスケベなインターネットの領域では、投稿スケベ小説まで書き上げ、今では、シリーズ化はもちろん、ファンまでいるしだいである。
もちろん、外国スケベサイトのチェックは、毎日の必須事項でもある。
熱心な私めは、外国サイトの多数存在する秘密の小部屋の会員でもある。俗に言うメンバーと言うやつだ。
同類の諸氏に一言忠告しておきたいのだが、メンバーになる再、たまに申込書に「メイリング リスト」なる項目がある。これは軽い気持ちで見ると、最新情報をメールしてくれると言う解釈をしてしまいそうだが、大きな落とし穴である。
一ヶ月会員、三ヶ月会員、はたまた一年会員と種類も豊富だが、だいたいの諸氏は一ヶ月を選ぶだろう。もちろん安いからだが9ドルから14ドルまで色々あるが、このときの申込書の下のほうに例のメイリングリストなる項目をチェックしたならば一大事である。何と毎月一ヶ月ごとの料金で自動更新されてしまうのだ。その方面の諸氏達には貴重な情報なので要チェックすべし。
おっと本題の矛盾についてそろそろ突っ込んだ話をしないとページがない。
前述でも供述したようにその方面が相当好きなおやじ32号は、「外国Hビデオ」も数ある趣味のカテゴリーの中のひとつだ。
マニアな物からノーマルのものまで多種多様なものを、わが制空権に収めているが、これが結構輸入できるのだ。
購入したビデオは40をくだらないが、これにはちょっとコツがいる、つまり、やたらけばけばしいパッケージのものは当然、輸入禁制品に引っかかるが、俗に言う素人物は結構無審査で通ってしまうのだ。
つまりは、ほとんどがダビング物で市販されたビデオに複写されホームビデオなる称号で輸入される。大体2本でひとパックになり、8ドルから9ドルの航空運賃で配達される。
私は過去、12本セットを注文し、大きなダンボールで輸送費が60ドルも取られ、めまいを引き起こした苦い経験がある。しかし、申込書の備考欄に何も書かないで注文をして2ヶ月も待たされた事もある。備考欄には航空貨物で頼むと記入したほうが懸命な策だといえる
。
だがっ!!こんな私にもとうとう、年貢の納め時がきたようだ。
友人に頼まれた事もあり、先日いっぺんに10本のビデオを注文した。はじめの4本は、2パックで郵送されたが後がなかなか届かない。不安を抱いていた私の手元に一通の封書が、、、、横浜税関からだった。
封書の中身は、「外国郵便物輸入禁制品該当通知書」なるものだった。
貴殿当ての外国郵便物が到着しましたが、風俗を害する物品と認められた為一旦、税関で預かるという書類だ。それには任意廃棄書っちゅう書類も添付され、サインをして送り返せば
税関が処理してくれると言うものだ。
私は不運な自分を呪っては、みたが、しばらくバックレてみた。するとまた封書が届いた。
今度は、その書類には上記の申し出がない場合送り主に送り返すと書かれていた。
「面白いじゃあないか、やってもらおう、大体ちんけな梱包するからだ」
私は怒った!!ゆえになぜかしっかりした販売店は二重梱包してあるからだ。それは、二重梱包した内側の梱包は封印してあり、警告!!と大きく書いてあり、この梱包を開けたものは法律により全責任を負うものとする、と厳しく書いてあるのだ。が、しかし、、、しかし、、だ。私は日本人である。日本は解禁してない国なのだ。
が、待てよ、、インターネットで無修正が見られるのに、なぜビデオはだめなのか?
ここに今まで書き綴った壮大な「矛盾」を感じちゃうわけで。
私は、橋本総理にそこの所を声を大にして言いたい。しかし辞めちゃう人に何を言っても駄目か、、、
また、何か着々とたくらむ、おやじ32号でした。