DOUBLE BIND 3/4 再版号
◆2004年8月13日発行 NOVEL&COMIC&OTHER A5版 84P

あくまでも戦うために作られた精巧な機械のようだった。

partTDOUBLE BIND 3
「荒野にて満月の下T 〜熱〜」

◆1995年12月初版発行 2004年8月13日改訂版発行 飯×P NOVEL 既刊の紹介はこちら

その血がボクを次第に狂わせていく。
満月の夜は、渇きがいっそう辛いから。

・・・・・渇いていく、餓えていく、変化していく・・・・・・

獣の血。
その言葉は一つの旋律となって、悟飯の心に染み込んでいった。
恐怖でもなく、迷いでもなく、悦びとして。


ピッコロは、固く組んでいた腕を解いて己の腕を月の光に晒してみた。
月の光の中で見るそれは、激しい雨で湿気を帯びて、
決して愛し合う為などではなく、
あくまでも戦うために作られた精巧な機械のようだった。

・・・・戦士・・・・・

それは己の誇りだったはずではないか。


◆満月の夜、古の戦闘民族の血が悟飯の心を剥き出しにしていく。

ダブルバインド《二重拘束》・・・・
肉体と精神、善と悪、サイヤ人の血と地球人の血。
悟飯がその尻尾を失ってから、そのバランスは少しづつしかし
確実に崩れ始めていた。
相反する二つのものの束縛に耐え切れず暴走し始めた悟飯は、
満月が真円を描くその夜、ピッコロに長年の想いを告白するが、
やがてそれはパワーの全てを開放したままピッコロと・・・・
という激しい欲求へと変化していく。


悟飯と呼んで、頭を撫でて欲しかったのか? 満月はボクの味方になったと言ったでしょう?

3号部分、本文は改訂版です。イラストを全差し替え/追加し、レイアウトと文字サイズを変えました。
その後15号まで続く長編連載になるとはこの時点では正直全く考えていませんでした(^^;
高校生になった悟飯を見て激萌え(笑)、それでもまだ迷いがあったのですが、
ビーデルが登場しサイヤマンとなった次の週に滝涙しつつ(^^;堕ちる腹が決まりました(笑)


PartUDOUBLE BIND 4 「荒野にて満月の下U 〜渇いた機械〜」
◆1996年8月3日初版発行 2004年8月13日再版 NOVEL&ILLUST 悟飯/CELL×P 既刊の紹介はこちら

よぉ

セルは、くくっと喉で笑うと
組んでいた腕を解いて頭上の輪を指差した。

「ほら、たしかに死んでいるだろう?
 そうそう、あのサイヤ人のガキは元気か?
 悟飯とか言ったかな。」

「おまえの身体、あのガキの匂いがする。」

超化した悟飯に破壊されたはずのセルが地獄から転移復活し、
悟飯との関係で不安定となっているピッコロに迫るが・・・。


4号はサブタイトルを「CREATURE SPECIAL」とした
DBに登場する異種人外へのこだわり全開の号でした。
本文、レイアウトともかわらず、
冒頭のイラストのみ1枚追加し、2枚差し替えました。

ちなみに、この時点ではまだ異種姦スキーという
自覚症状はなかったんです(^^;
また、「神」ですが。当時やはりこれもいろいろあったことから(^^;
原作さまの神はほとんどそっちのけでかなり書き込んであります。

さらにくわしい事はこちらの紹介でどうぞ。


出現す 神か?!



PartVDOUBLE BIND 5より 「荒野にて満月の下/番外 〜PRISNER〜」
◆1996年12月初版発行 2004年8月13日再版 COMIC 悟飯×P

苦しいですか?ピッコロさん

5Pの短編です。 満月夜の二人を見つめる悟空というシチュがどうしてもどうしてもどうしても(しつこい)書きたくて、廃版2号でじつは一回挑戦してるんですが惨憺たる出来で(^^;(笑)
この頃までは実は悟空は私の不可蝕領域にあって、脳内では話の成り行きとして当然絡んでいたわけですが、描けねぇぇッ!!とかなり苦しんでいました。
結局、6号で踏み切っちゃうんですけどね(^^;・・・
じゃあP総受なんじゃんとつっこまれそうですが、My脳内では書き上げた今になってもそういう話にはなってません(^^;いや結果総受なんですけどねってどっちなんだ;・・・す・・・すまなかったッ(土下座)


後は4コマ「楽天ぱぱ」「ぱぱは宇宙一!」、1P「ある日うなされる」などなど、イラストは4、5号あたりのクリーチャーものとフリートークに使ったほのぼの系を数点を掲載しました。

今でも"なんちゃって"筋肉しか描けませんが(^^;、7年分のブランクを抱えた3号は模写はおろかまんまオリ絵を引きずってるわ、4号を半年かかって描く間にどうにかそれらしくはなったものの、アクションはおろか1oも動かせず、脳内にある絵と手が描く絵の違いに何度枕を濡らした事か(^^;
ただこの時の萌えだけは、どんなに復刻しようとしても出来ません(^^;という事で、かろうじて絵になり始めた4号部分は、ほとんど修正無しで掲載しました。



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